石山緑地は、札幌市南区にある札幌軟石という石の採掘場跡を石をテーマにして作られた公園です。
石の採掘場跡という普段あまり見ない景色や石を使った不思議な光景が広がり、まるで異世界のような、古代遺跡のような雰囲気が楽しめます。
・少し不思議な景色を見たい人
・非日常的な世界を味わいたい人
・札幌市内から定山渓までの間の観光スポットを探している人
石山緑地の様子を写真を添えてレビュー
石山緑地は、札幌の中心部(JR札幌駅や大通公園)から車で30分ほどの場所にある公園です。
札幌軟石の採掘場跡(石切場)と説明しましたが、札幌軟石は札幌およびその近郊で採掘できる石のことで、小樽の「北のウォール街」の銀行建物や札幌市資料館などの歴史ある建物でも使われた石です。
リムル様のような形をした石が出迎えてくれます。
スパイラルスプリング(水の広場)
緑地内に入って最初に目に留まるのが「スパイラルスプリング」と呼ばれる石の建物です。何かの祭壇?と思えるような風貌をしています。
ぐるぐるっと回った不思議な水路に水が流れ、夏場ともなると子どもだけでなく、大人も足を水の中に入れて涼んでいます。
のどかな場所ですが、少し角度を変えてみると不思議な光景に
大きな岩肌を見せる山が見えます。
ここから不思議な岩肌の山を見ながら進むと石山緑地のメインと言える場所にたどり着きます。
ネガティブマウンテン
石山緑地を少し有名にしたのが上記写真の「ネガティブマウンテン」です。まるで古代遺跡のような雰囲気があります。
普通は石を積んで盛り上げるのに、逆に(ネガティブに)石を揃えて下げていっていることから「ネガティブマウンテン」と名付けられています。
後ろの岩肌の景色を合わさって古代遺跡の祭壇のような、コロシアムのような雰囲気がある場所です。
不思議な空間なので、異世界感がありとても好きな場所です。札幌に住んでいた時は何回も通いました。
地中の石切場も不思議な光景になりますが、地上の石切場もまた不思議な光景になりますね。
午後の丘
ネガティブマウンテンを後にして更に奥に進むと「午後の丘」と呼ばれる芝生の広場があります。
芝生と木々の緑だけを見れば「午後の丘」らしくゆっくり出来そうな場所ですが…
ゴロゴロと置かれた石を見ると、なんか動き出しそうだし、石の壁が崩れるんじゃないかな?と思ったり、くつろぎにくい場所に思えます(笑)
実際、石の壁が崩れている場所もあったり…
とは言え、不思議な空間で非日常的な光景が見られて非常に好きな場所です。
石山緑地へ実際に訪れた感想
石山緑地は土日になると子どもたちで賑わうこともありますが、平日は比較的人も少なく静かな場所です。
ここだけを目的にすると、少しがっかり感はあるかもしれませんが、比較的近くにある「札幌芸術の森」や「真駒内滝野霊園」等の不思議な光景が見られるスポットを巡ったり、テイマーにチャレンジするため「ノースサファリサッポロ」にいったりすればかなり楽しめます。
もちろん不思議な非日常的な風景を楽しみたい!ということなら石山緑地はおすすめで、2010年代後半から注目を浴びてきています。
実際に訪れて大人でも石山緑地の光景は楽しめると思います。
また宿泊なら札幌の温泉街「定山渓温泉」がおすすめです。
ぜひ、不思議な光景広がる石山緑地に訪れてくださいね。
石山緑地へ訪れる時の注意点
石山緑地は整備された公園なので普通に歩くだけなら特に注意点はありませんが、以前行こうと思ったけど行くのをやめた時があります。
それはなぜか?
近くでクマの出没情報があったから。北海道の熊は「ヒグマ」で本州のツキノワグマよりも更に大きく非常に危険な生物です。
だから熊の出没情報が直近で出ている時は訪れない方が良いでしょう。
札幌市は近年、今までは熊の出没情報が出ないようなところでも、熊の出没情報が出ているので、特に出没情報が多い札幌市南区は気を付けてください。
また公園でお弁当を食べるのは良いのですが、絶対に残ったものをそのまま残すことが無いようにしましょう。
残った食べ物を求めて野生動物が寄ってくる可能性があります。
石山緑地の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0849 北海道札幌市南区石山78-24外
- 電話番号:011-578-3361(藻南公園管理事務所)
- 見学可能時間:7:00~21:00(夜間閉鎖)
- 休日:積雪期は閉鎖
- 見学料:無料
- 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:石山緑地 札幌市南区みんなの公園
- Wikipedia
アクセス方法・行き方
- 地下鉄南北線「真駒内駅」から中央バス空沼線 「真101」・滝野線 「真102」に乗車、「石山東3丁目」下車、そこから徒歩約4分
- 札幌中心部から車で約30分(約12km)
道外(本州等)から来る場合は新千歳空港もしくは札幌駅でレンタカーを借りて訪れることをおすすめします。
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