スタンピードとは、大型動物の集団が興奮・恐怖などのために突然同じ方向に走り始める現象のことです。また人間において同時に同じ行動を取る様に使うこともあります。
異世界漫画においてのスタンピードとは、魔物・モンスターが何かしらの理由によって集団化もしくは大量発生し、同じ方向に走り始める行動やダンジョンから溢れ出る現象を意味します。
また同じ方向に走り始める行動やダンジョンから溢れ出た結果、暴走して街や人を襲うことを含める場合もあります。
異世界漫画におけるスタンピードの定義
「ダメスキル【自動機能】が覚醒しました」では下記のように定義されています。
迷宮(ダンジョン)産の魔獣(モンスター)は生まれた迷宮から出ることはない
しかし自然災害や強大な外敵の侵入によりその存在が著しく脅かされた時、迷宮は過剰とも言える防衛反応を起こすことがある。
それは迷宮から吐き出される魔獣の暴走
さながら街を食べ尽くす飛蝗の如く
堰を切られたダムの如く
魔獣の津波が街も人も押し流し一手誤れば国をも崩す
それがモンスタースタンピードなのである
ダンジョンの過剰な防衛反応によって起こる設定です。
スタンピードの異なる表現
スタンピードは漫画によって表現方法が異なります。
大海嘯
「水属性の魔法使い@COMIC」では「大海嘯」と表現されています。
なお大海嘯という言葉が「風の谷のナウシカ」でも使われており、王蟲が集団であらゆるものを破壊しながら進む様のことです。
なお海嘯自体の意味は河口に入る潮波が、垂直壁となって河川を逆流する現象のことです。また日本では昭和初期まで地震による津波も「海嘯」と言われていました。
水属性の魔法使いでは、ダンジョンから大量のゴブリンが発生した状態で描かれています。
スタンビートとは異なる
スタンピード(stampede)と間違えそうですが「スタンビート(stunbeat)」というものも異世界漫画では登場します。
「盾の勇者の成り上がり」ではスタン効果がある音符を放つことを「スタンビート」としています。
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