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【熊本県】阿蘇山(砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート)は、火山帯の異世界体験!?登山行程も紹介

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間 九州・沖縄

阿蘇山は、熊本県阿蘇地方にあるカルデラを伴い大型の活火山です。阿蘇山という山自体は存在せず、阿蘇五岳と呼ばれる5つの山から構成されています。

5つの山の中で最高点が高岳で、続いて中岳となっており日本百名山で阿蘇山を登ったと言えば高岳を登ったことを示すことが多いです。

阿蘇山を構成する中岳・高岳への最短コースは砂千里ヶ浜と呼ばれる場所を通るルートで、そのルートは木々はなく草もあまり生えてない火山帯ならではの景色で、火属性の生命体が生息している異世界のように感じます。

阿蘇山がおすすめの人

・登山が好きな人
・非日常的な世界を味わいたい人
・体力があり熊本旅行を満喫したい人

阿蘇山登山(砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート)の様子を写真を添えてレビュー

阿蘇山へ登山する前にまずは登山の安全をお祈りにいきましょう!

中岳第一火口見学路と山上身代不動

中岳第一火口見学路

登山の前に有料の阿蘇山公園道路の終点にある「中岳第一火口見学路」へ

ここは割と気楽に(と言っても注意事項はあります)阿蘇山の火口を見学出来る場所です。

中岳第一火口見学路

ここだけでも火口の凄さはわかりますし、火属性のドラゴンが出てきそうな異世界感があります。

山上身代不動

ここに「山上身代不動」という祠があります。身代不動様ということ怪我した場合に身代わりになってくれると思うので、登山の安全をここで祈っていくのも良いのではないでしょうか?

砂千里ヶ浜

砂千里ヶ浜

砂千里ヶ浜は、本当に砂漠とも違う火山帯ならではの不毛な台地というか地球以外の星にいるというか、そんな感じを受ける場所です。

なお阿蘇山には「草千里ヶ浜」と呼ばれる場所もあります。

草千里ヶ浜

草千里ヶ浜

草千里ヶ浜は、砂千里ヶ浜とは対照的で草がしっかりと生えて草原のような場所です。

直線距離にして3kmも離れておらず車なら5分ほどの距離なのに、全く異なる雰囲気になるというのはある意味、凄いですよね。

それはさておき砂千里ヶ浜を歩いてまずは中岳に向かいます。

砂千里ヶ浜

砂千里ヶ浜は学術的にも景観的にも非常に貴重な場所ということで木道が用意されているので、最初は木道の上を歩いていきます。

砂千里ヶ浜

ところどころ数センチから1メートル近い黒い岩が落ちていますが、これは噴火の際に飛んできた火山弾とのことです。

砂が黒いのは、火山灰だからで黒い砂浜のようになっています。

まさに不毛の台地!という感じがしませんか?

砂千里ヶ浜

30~100cmくらい盛り上がったところがありますが、これは岩に火山灰が降り積もったのか、それとも硫黄などを含んでガスの放出と一緒に盛り上がったのか、どちらなのかわかりませんが、不気味な感じがします。

阿蘇山 砂千里ヶ浜

たまに黄色いところがありますが、硫黄が吹き出しているようです。

阿蘇山 砂千里ヶ浜

歩きはじめて15分ほど、砂千里ヶ浜がそろそろ終わりに近づいてきて登山道へと変化していきます。

中岳を目指して

阿蘇山 砂千里ヶ浜のほぼ終わりの地点

山が近づいてきて上記の看板が見えてきたら砂千里ヶ浜のエリアはほぼ終わりです。

上記の看板の一部分を拡大したのが下記の写真です。

阿蘇山 砂千里ヶ浜

ここから中岳まではコースタイムでは70分となっています。この70分が一番キツい区間となります。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

岩にスプレーでコースを案内してくれていますが、完全には信じない方が良い場合もあるので、地図なども参考にしながら登ってください。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

徐々に高くなり木々が無いので景色が広がってきます。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

途中の景色、日本には見えません。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

遠くに噴煙を上げている「火口」が見えます。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

噴火後のカルデラ状態の山と火口、かなり非日常的な風景です。

阿蘇山 火口

阿蘇山 火口

ズームレンズで火口のアップを。地球が生きている感じがするかもしれません。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

不毛な山肌が続きます。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

黄色く変色した部分、硫黄が出ているのでしょう。

阿蘇山 砂千里ヶ浜から中岳の区間

中岳まで残り380m!

阿蘇山

さっきよりも標高があがり阿蘇山の火口付近全体の様子が見えました。

阿蘇山 中岳と高岳の分岐

中岳と高岳の分岐点

阿蘇山 中岳

そして中岳にゴール!ここまで約80分です。

中岳からの景色

1506メートルの中岳からの景色です。

中岳から高岳

阿蘇山 中岳から高岳

中岳から続いて阿蘇山の最高峰「高岳」を目指します。

阿蘇山 中岳から高岳

相変わらず不毛な山肌が続きます。

阿蘇山 中岳から高岳

そして砂千里ヶ浜から歩くこと約100分、阿蘇山の最高点「高岳」標高1592メートルに到着です。

なお高岳の標高は、語呂合わせで覚えられます。熊本と言えば肥後国なので、

「ひ(1)ご(5)く(9)に(2)」

という覚えることが出来ます。でも偶然にしては凄いですよね。

ここでしばらく休憩して下山を開始しました。

高岳からの下山

阿蘇山 高岳から中岳

登りは登るのに必死であまり景色を楽しめませんでしたが、下りは若干余裕が出てきました。

また登りを下りでは見ている方向が違うので下りはまた違う景色が楽しめます。

阿蘇山の景色

なんか凄い道

中岳ごしに見える草千里ヶ浜

中岳の山頂標識の奥に草千里ヶ浜が見えます。

草千里ヶ浜

草千里ヶ浜

上記写真は草千里ヶ浜からの景色ですが、草千里ヶ浜から見た山のどこが撮影している点かよくわかりません。どうも写真中央の一番高いところから少し下がったところらしいです。

阿蘇山から見た街並み

街並みも見えました。

仙酔峡

この当時はまだ残っていた仙酔峡ロープウェイの駅と仙酔峡仏舎利塔も見えました。

阿蘇山の火口

ぽっかりとあいた火口も見えました。

阿蘇山からの景色

こ、これは古墳????

阿蘇山からの景色

凄い崖の景色も

阿蘇山からの景色

砂千里ヶ浜が見えてきました。

阿蘇山 第7火口

それほど大きくはないけど火口

砂千里ヶ浜

そしてほぼゴール!振り返って砂千里ヶ浜を一望

約3時間30分の登山でした。

阿蘇山登山(砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート)の注意点

阿蘇山

阿蘇山登山、特に活火山である中岳・高岳を通るルール場合は事前に火山の活動状況を確認してください。状況によっては閉鎖され立入禁止になっている場合もあります。

また火山性のガスが流れてくることもあるので、喘息等の呼吸器疾患がある方や心臓に持病がある方、妊娠されている方などは特に注意が必要です。

風がない時なら火山性のガスが流れて来ないと思うかもしれませんが、逆に風がない時の方が知らないうちにガスが拡散せずに滞留して危険な状況になることもあります。

また阿蘇山上ビジターセンターでは、中岳・高岳を通るルールの場合ゴーグルやヘルメットを必要な持ち物としています。また湿らせた・もしくは湿らせられるタオルやハンカチも必要な持ち物としています。湿らせたタオルやハンカチは火山ガスの匂い等を感じた時に口を覆って使うとのことです。

詳しくは、阿蘇山上ビジターセンターの「阿蘇五岳登山情報」をご覧ください。

経験上からの注意点

阿蘇山上ビジターセンターの「阿蘇五岳登山情報」には書かれていませんが、飲み物は少し多めに持っていくことをおすすめします。

というのも今まで木々の生えている登山コースやハイキングコースでしか登山を経験したことがない人だと、木々の生えていない・高いとは言えないけど割と山頂までのアプローチが長い登山は予想以上に暑くて水分が必要になることに気づかないことが多いです。

木々があれば気温の上昇も体温の上昇も抑えられますが、木々がなく標高がそれほど高くない山だと市街地と気温はそれほど変わりませんし、体温も上昇しやすいです。

以前1000メートルほどの山に夏に登ったことがあります。山頂まで約2時間のコースでしたが、上半分は全く木々が無い山で気温も体温も上昇し2リットル持っていた飲み物は山頂で飲み干しました。

結果、帰りに限界を迎え、歩けなくなった経験があります。沢があり危ないと思いつつ死ぬよりはマシだと思い沢の水を飲み、どうにか下山出来ましたが、全く沢の無い「砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート」ではそれも出来ません。

死にそうになる経験をしていたので、事前の調査をして「砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート」は木々が無いことを知っていたので真夏ではありませんが3リットルもの飲み物を持っていき、問題なく登山が出来ました。

7月~9月の暑さが酷い時期は本当に飲み物は多めに持っていくようにしてください。

阿蘇山へ実際に訪れた感想

阿蘇山 中岳付近からの景色

不毛な台地すぎて、火山すぎて、火口すぎて、本当に非日常的な異世界のような雰囲気を漂わせる阿蘇山は、異世界のような景色をみたい人にはおすすめです!

まさに異質な世界ですし、生死を感じられるような場所です。というか噴火が突然発生したらどうするんだろう?と不安に思う部分もあります。

それでも異質な景色がみたい!という方は細心の注意をはらって是非訪れてください。

ただし登山慣れしていない人や単独での登山はおすすめしません。

確かに貴重な景色を見られる場所ですし、独特の雰囲気を持つ場所であり、こういう景色が好きな人も多いと思います。

ただ3時間以上も山道を歩き続けるのはかなり大変なので、それなりの覚悟が必要な場所にもなっています。

もちろん登ったこと自体は良い思い出ですし、景色も楽しめましたし、何よりも楽しかったです。

なのでおすすめしたい場所ではあるものの、万人にはおすすめ出来ない場所であることは確かです。

阿蘇山(砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート)の詳細とアクセス方法

  • 住所:〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川
  • 電話番号:0967-34-2111(阿蘇山上ビジターセンター)
  • 見学可能時間:火山活動の状況により変化する*1
  • 休日:なし(火山活動の状況により変化する)
  • 見学料:無料(ただし車両の場合、有料道路代がかかる)
  • 駐車場:あり(無料)
  • 参考サイト:阿蘇山上ビジターセンター
  • Wikipedia

*1:見学・登山可能時間は、火山活動の状況により変化します。また砂千里ヶ浜駐車場まで車で行く場合は、有料道路を経由するため有料道路代がかかります。有料道路は通行時間が決まっています。有料道路の料金・通行可能時間は阿蘇市ホームページで確認してください。

阿蘇市ホームページ 火山見学・有料道路

なお有料道路の閉鎖時間近くになると係の方が巡回するので、駐車場で過ごすということは出来ません。

阿蘇山(砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート)へのアクセス方法・行き方

*砂千里ヶ浜駐車場を基準にしています。

  • JR阿蘇駅から車で約30分(約17km)
  • 九州自動車道「熊本IC」から車で約1時間(約50km)

バスもありますが、見学・登山の後のことを考えると車で行くことをおすすめします。

九州を除く地域から訪れる場合、レンタカーを借りるのであれば熊本駅もしくは熊本空港で借りることをおすすめします。

阿蘇山登山(砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート)コースタイム

「砂千里ヶ浜-中岳-高岳ルート」のコースタイムは、ネットで調べたところ3~4時間の間で、概ね3時間~3時間30分くらいが多かったです。

実際に管理人が登った時は写真を撮りまくっていて、更に最初の荷物の重さが約9kgもあったこともありますが(9kg:うち3kgは飲み物、4kgはカメラ関係)、

  • 13:07=砂千里ヶ浜駐車場スタート
  • 14:30=中岳 到着
  • 14:50=高岳 到着
  • 16:50=砂千里ヶ浜駐車場 到着

ということで、3時間30分ほどでした。

なお「砂千里ヶ浜-高岳コース コースタイム」で検索するとヤマップのサイトが1位になることがあり、コースタイムは5時間40分となっています。

しかしこれは砂千里ヶ浜スタートではなく、砂千里ヶ浜まで1時間かかるところからのスタートなので、砂千里ヶ浜スタートなら往復で2時間短縮出来ることになります。

管理人はこの頃、登山にハマっていてかなり身体が登山になれていたのでこのコースタイムでしたが、慣れていない人だと4時間以上はかかると思います。

砂千里ヶ浜

阿蘇山 登山コース案内

阿蘇山 登山コース案内

一定間隔で上記のように案内板があり距離がわかるので、後どれだけの距離があるのかわからなくなることはありません。

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