「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」は、「理不尽な孫の手」による小説を原作とし、フジカワユカによりコミカライズされた異世界転生ジャンルの漫画です。
異世界転生モノのテンプレも踏襲しつつも、他にないキャラクターの心情もあり非常に楽しめる作品です。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 詳細
- 正式タイトル:無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
- よみがな:むしょくてんせい ~いせかいいったらほんきだす~
- 通称・略称:無職転生 / 異世界行ったら本気だす
メインジャンル | 異世界転生(貴族以外) |
連載開始日 | 2014年5月2日 |
連載終了日 | 連載中 |
巻数 | 21巻(2024年10月現在) |
原案 | – |
原作 | 理不尽な孫の手 |
原作発表場所 | 小説家になろう |
漫画(作画) | フジカワユカ (藤川祐華) |
キャラクター原案 | シロタカ |
他関係者 | – |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コミックフラッパー |
レーベル | MFコミックス フラッパーシリーズ |
連載WEBサイト | カドコミ |
アニメ化 | 第2期(49話) 第3期制作決定 |
ゲーム化 | ○ |
メディアミック | ○(ドラマCD) |
舞台の時代設定 | 中世~近代ヨーロッパ風 |
公式サイト (アニメ) |
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ |
Wikipedia掲載 | あり(こちらをクリック) |
魔法・魔術 | 魔術 |
無職転生 あらすじ
34歳のニートであった主人公は親が死去したにも関わらず葬式にも出ずに自室に閉じこもっていたところ、兄弟たちから絶縁状を突きつけられ、自宅から放り出されてしまう。
どうしようもなく彷徨っていたところ、高校生くらいの3人組が口論をしている。そこにトラックが突っ込んでくるところを主人公が助けるが、目を覚ました時には異世界で転生して0歳だった。
ルーデウスと名付けられた赤児は、前世のこと悔い今生では魔術を覚え家族を大切にして生きて行こうと誓う。
魔術の才能があったことから家庭教師をつけてもらえることになった。そこに現れたのはまだ少女にしか見えないけど、実はそれなりの年齢の女性ロキシーだった。
ロキシーに魔術を教えてもらいながら成長するルーデウス。しかし平穏な生活は続かなかった…
無職転生 アニメ
TOKYO MX系列で第2期まで放送されました。
- 第1期1クール:2021年1月11日~3月22日
- 第1期2クール:2021年10月4日~12月20日
- 第2期1クール:2023年7月3日~9月25日
- 第2期2クール:2024年4月8日~7月1日
原作は既に完結しており、コミックよりもアニメの方が話が進んでいます。
なお第3期の政策決定が2024年7月1日行われましたが、放映時期はまだ未発表です。
第1期・第2期はAmazon Prime video等で配信されています(2024年10月現在)
無職転生の舞台の時代設定
作品内で描かれている街の様子などから中世~近世~近代ヨーロッパ風なシーンが多くなっています。
普通に辞典や村にガラス窓があること服装等から、やや近世~近代よりかな?という感じを受けます。
ヨーロッパの古代・中世・近世・近代については下記記事を参考にしてください。
無職転生 登場する亜人・魔物・モンスター
無職転生には様々な亜神や魔獣が登場しますし、エルフも出てきます。
ただしこの作品では魔族でも種族名(スペルド族・ミグルド族等)があることに着目して読んだ方が面白いです。
無職転生 の世界観や感想
無職転生の世界観や感想について自分なりの感想や考え方です。
言葉が通じない
種族間で言葉の壁があり、言葉が通じない設定になっています。これは異世界に行くと言葉が通じてしまうチートな能力があることが多いですが、そういう設定が無いことがリアリティが増して面白く感じました。
獣神語・闘神語・魔神語・人語があります。
また転生ではなく転移(召喚?)した女性は言語習得に励んだと書かれています。
姓の法則性
- ロキシーの名前は、ロキシー・ミグルディア(ミグルド族)
- ルイジェルドの名前は、ルイジェルド・スペルディア(スペルド族)
- ギレーヌの名前は、ギレーヌ・デドルディア(なぜかデドルディア族)
種族の名称が変化した姓になっているのが興味深い設定です。ただ一部種族名が「ド」ではなく「ディア」になっているところに違和感は覚えます。
ナナホシの存在
異世界転移(召喚?)してきたナナホシが、地球に戻りたいという様子は他の異世界漫画ではあまり見られないものです。
異世界に来たことを嬉しく思う漫画が多い中、必死に帰るための方法を探し憔悴するナナホシの姿は、本当は異世界に来てしまった人の思いなのかもな…と思いました。
魔術だけど魔法大学
この作品では不思議な力は「魔法」ではなく「魔術」という言葉で統一されています。
魔法という言葉が存在しない訳ではありません。
ただ魔術を学びに行く大学が「魔法大学」になっているのは違和感がありました。魔法大学という名前に理由が原作にはあるのかもしれませんが。
無職転生を読んだ感想
最初だけ読んでいると「よくある異世界転生漫画」に思えますが、設定がかなり考え作り込まれていることがわかります。
先述した通り言語の壁もきちんと作り込まれていて、単純な話ではありません。
それだけ作り込まれているので、軽く読んでいると意味がわからないところも出てきますが、読み返してみると意味がわかって、とても複雑な世界観があり、その世界観にのめり込むとハマる漫画であり、ハマりました。沼です。泥沼です。
また主人公と主人公の父の葛藤・苦悩は見ていて苦しくなるくらいです。
ハマる人は本当にハマる作品ですし、普通に読んでいても面白い作品なので、是非読んでください。
無職転生 に関すること・コミックやリンク
に関することや参考にしたサイト、コミックの一覧です。
無職転生に関連したリンク(参照サイト)
- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ カドコミ
- 無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 (アニメ) Wikipedia
- 理不尽な孫の手 X(旧Twitter)
- 理不尽な孫の手 Wikipedia
- 藤川祐華 Wikipedia
- シロタカ X(旧Twitter)
- シロタカ Wikipedia
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