「聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~」は、ブロッコリーライオンによる同小説を原作としてコミカライズされた異世界転生ジャンルの漫画です。
漫画化は2017年1月からで、アニメ化もしています。
冒険者ではなく治癒士という職業を主人公にした少し変わった作品です。
聖者無双 詳細
- 正式タイトル:聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
- よみがな:せいじゃむそう ~さらりーまん、いせかいでいきのこるためにあゆむみち~
- 通称・略称:聖者無双
タイトルの「聖者無双」の後は「小説家になろう」だと「~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~」と「~」が入っていますが、ライトノベル及び漫画では「サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道」で「~」は入っていませんが、ここでは便宜上「~」を入れています。
メインジャンル | 異世界転生(貴族以外) |
連載開始日 | 2017年1月27日 |
連載終了日 | 連載中 |
巻数 | 14巻(2024年10月現在) |
原案 | – |
原作 | ブロッコリーライオン |
原作発表場所 | 小説家になろう |
漫画(作画) | 秋風緋色 (あきかぜひいろ) |
キャラクター原案 | sime |
他関係者 | – |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | – |
レーベル | シリウスKC |
連載WEBサイト | 水曜日のシリウス マガポケ |
アニメ化 | ○ |
ゲーム化 | – |
メディアミック | – |
舞台の時代設定 | 中世~近世ヨーロッパ風 |
公式サイト | – |
Wikipedia掲載 | あり(こちらをクリック) |
魔法・魔術 | 魔法 |
聖者無双 あらすじ
突然、街中で銃声が響くと営業を終えてビルから出てきたサラリーマンが胸から血を流し死んでしまう。
しかし不運な魂として異世界に神によって転生させられることになる。まずは真っ白な何も無い部屋でスキルポイントだけ与えられ、ステータスボードを見ながら自分で名前から各ステータスまで1時間以内に決めるように指示される。決められているのは15歳という年齢だけ。
どうにか57分で名前は「ルシエル」職業は「治癒士」に決めたところで新たな世界の草原に送り出される。
手元にあるのは銀貨3枚と衣類のみ。3枚は残り3分だったからだろうか。
しかし生きていくために街へと向かい、親切な人に助けられながら治癒士ギルドで治癒魔法が使えるようになるまで住まわせてもらえるようになる。
その後、治癒魔法を覚えたルシエルは、生活のために冒険者ギルドに訪れる…
悪徳治癒士を成敗しながら、運命に翻弄されながらも治癒士としてこの世界「惑星ガルダルディア」で生きていく
聖者無双 アニメ
2023年7月から9月まで、全12話でTBS系列で放送されました。
ネット上で評価を調べると普通(5段階で3)と言った感じになっています。
Blu-ray化もしています。またdアニメストアをはじめとしたVODで配信されています(2024年9月現在)。
聖者無双 舞台の時代設定
異世界漫画の多くは中世~近世ヨーロッパあたりをを舞台の時代設定にしていることが多いですが、「聖者無双」も概ねこの辺りが時代設定になっています。
この作品は街の風景で非常に窓ガラスが綺麗に描かれていること、また登場人物の服装から、中世末期からほぼ近世だと想像出来ます。
作品中、羊皮紙という言葉が出てくるのでヨーロッパで言えば中世くらいの時代になります。
中世末期から近世と言ってもヨーロッパの場合、1500~1850年くらいまでとかなりの幅があります。日本で言えば戦国時代から江戸時代くらいです。
ヨーロッパの古代・中世・近世・近代については下記記事を参考にしてください。
聖者無双に登場する亜人・魔物・モンスター
聖者無双に出てくる主な亜人や魔物・モンスターは下記の通りです。
- 獣人
- エルフ
- ドワーフ
- レイス
- ホーンラビット
- ゾンビ
- ワイト
- スケルトン
ストーリーの展開上、アンデッド系の魔物が多くなっています。
聖者無双の世界観や感想
「聖者無双」の世界観や感想について自分なりの感想や考え方です。
主人公が自分で自分に名前をつける
地球人だった頃の名前も明かされず、転生時に自分で自分に名前をつけるという異世界漫画はほとんどないのではないでしょうか?(笑)
「小説化になろう」版では下記のように書かれています。
名前は……あれ名前が思い出せない? なんでだ?……ならMMOで使用していたミカエルとルシファーを合わせた名前で使用していたルシエルにするか。
MMOはゲームのことでゲームで使っていた名前を合わせて「ルシエル」にしたというのは、何ともいい加減と思うか、とっさに名前なんて思いつかないからこんなもんじゃない?と思うか、人それぞれですが。
ただミカエル(神)とルシファー(悪魔)と組み合わせるのは厨二病的なセンスだと思いました。
ちょっと設定がわからない
ルシエルが冒険者ギルドで働き出す時の条件は「時給銀貨1枚」という条件でしたが、その後もらった金額が少なすぎます。報酬と別にもらったという設定なら別ですが、どうも作品からは、そうは読み取れず少し設定が曖昧なところがあるように感じました。
また登場人物の名前が途中で変化したり、龍の表記が竜となったりとしています(神龍かそれ以外の竜で区別をつけているかもしれませんが、それならそれで芸が細かい)。
まあ異世界漫画はよく読むと設定が甘いところがあるのはよくあることなのですが。
治癒士(ヒーラー)が冒険者ギルドに常駐するという設定
異世界漫画では治癒士(ヒーラー)が冒険者のパーティーの中にいるという設定は多くありますが、治癒士を治癒士ギルドから冒険者ギルドに派遣するという設定は、おそらくこの作品しか無いように思えます。
保険制度なんて無い社会である意味、冒険者ギルドが保険制度みたいなことをするというのは面白い設定だと思いました。
レベルが上がらない
主人公のレベルがどんどん上がることが多い異世界漫画において、主人公のみがレベルが上がらないというという設定は面白いと思いました。
もちろん上げられないこと無いけど、物体Xという謎のドリンク剤?のおかげでレベルが上がらないという設定です。
魔石はポイント交換
教会の中にあるダンジョン(世間にはイメージが悪いので秘匿)で魔物を倒した場合という設定ですが、魔石は教会でポイントと交換されるという設定は他には類をみない設定です。
ポイントは魔法書やポーションなどと交換可能です。
聖者無双はおすすめの異世界漫画
設定の甘いところはありますが、読み進めやすく非常に面白く、ホロリとさせられるところあり、感動するところありで、非常におすすめの漫画です。
異世界漫画のよくあるチート能力という訳ではなく、自分で鍛えていかないといけない部分にも共感がもてると思います。
聖者無双 コミックやリンク
聖者無双に関することやコミックの一覧です。
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