冒険者ランクとは、異世界を題材にした漫画・小説・アニメなどで登場する冒険者の強さ・組織への貢献度等から判断されるランク制度のことです。
弱い冒険者が強い魔物・魔獣・モンスターに挑んで死亡しないためにも、ランク制度を作り自分のランクにあったクエスト(依頼)を行うために冒険者ギルドが設定していることが多くなっています。
冒険者ギルドについては下記を参照ください。
冒険者ランクの意味
中世~近世ヨーロッパ風の世界で描かれることが多い異世界を題材にした漫画・小説・アニメですが、この当時にはまだ社会保障なんていう制度はほぼありません。
自分で稼いでいくしかないのが一般的な社会において、冒険者はほとんどの作品で誰でもなれる職業です。
しかし金銭を目的にしてなることが多いため、報酬は良いけど無茶なクエスト(依頼)を受けて死亡に至ることが多く、冒険者の死亡率の高さが問題になっていることが多いです。
そのためクエスト(依頼・討伐)の実績から冒険者のランクを決め、クエストの難易度にも同じランクを決めることで、自分のランクにあったクエストを行うことで、冒険者の死亡率を下げようという意味が根底にはあります。
例えば魔物の強さがAランクでその討伐のクエストなら、最低でもBランクの冒険者でなければクエストを受注することが出来ないというようになっている作品が多くなっています。
基本的には自分のランクの1つ上までのランクしか受注出来ないというのが多くの作品で描かれています。
一般的な冒険者ランク
一般的な異世界を題材にした漫画・小説・アニメでは、Sランクを最高位として概ね5~7段階のランクを設定していることが多いです。ただし最大で11ランクまである場合もあります。
- SSSランク:伝説的な強さ
- SSランク:伝説的に準じた強さ
- Sランク:冒険者の最高位としている場合が多い
- Aランク:一般冒険者が目指すところ(Sランクには普通到達出来ない)
- Bランク:ここで終わる冒険者が多い
- Cランク:一般的な冒険者
- Dランク:作品によっては一般的な冒険者
- Eランク:下位ランクとして描かれることが多い
- Fランク:下位ランクとして描かれることが多い
- Gランク:下位ランクとして描かれることが多い
- Hランク:下位ランクとして描かれることが多い
上記で言えばFランクからSランクまでの7段階のランクで冒険者ランクを設定している作品が多くなっています。
上に行けば行くほど難しくなるので冒険者の多さはピラミッド型で説明されることが多くなっています。
上中下での表現
アルファベットによる冒険者ランクと合わせて上中下で冒険者を分類している場合もあります。
- 上級冒険者
- 中級冒険者
- 下級冒険者
作品によって冒険者ランクの位置が微妙に異なるので、どのランクから中級・上級ということは作品によりますが、Sランク・Aランクは上級に区分されることが多いです。
このアルファベットによるランクと上中下で分類している作品としては「ダメスキル【自動機能】が覚醒しました」があります。
- A級冒険者:上級冒険者
- B級冒険者:中級?
- C級冒険者:中級?
- D級冒険者:下級冒険者
アルファベット以外のランク制度を使っている異世界漫画・小説
S・A・B・C等のアルファベットによるランク制度ではなく、違う言葉でランク制度を設定している異世界漫画・小説もあります。
片田舎のおっさん、剣聖になる
「片田舎のおっさん、剣聖になる」では、下記のようなランク制度になっています。
- ブラック:最上位
- オーシャン:冒険者が目指す最高位
- プラチナム
- ゴールド
- シルバー
- ブロンズ
- ホワイト:最下位ランク
ブラックが他の作品で言うところの「Sランク」に値します。
受付嬢に告白したくてギルドに通いつめたら英雄になってた
「受付嬢に告白したくてギルドに通いつめたら英雄になってた」では下記のような冒険者ランクになっています。
- 十つ花クラス:最高ランク・上級冒険者
- 九つ花クラス:上級冒険者
- 八つ花クラス:上級冒険者
- 七つ花クラス:上級冒険者
- 六つ花クラス:中級冒険者
- 五つ花クラス:中級冒険者
- 四つ花クラス:中級冒険者
- 三つ花クラス:中級冒険者
- ニつ花クラス:初級冒険者
- 一つ花クラス:初級冒険者
- つぼみクラス:スタート時点・初級冒険者
魔獣を倒すと魔素(エーテル)を出して冒険者の証である花紋(フワラールーン)に吸収されて、花びらが増えることで強さがわかるという設定になっています。
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