具志川城跡は、沖縄県久米島にある城趾であり国指定の史跡です。沖縄の城は「グスク」と呼ばれ城壁で囲まれることが多くなっています。
海を目の前に築かれた岩の城壁はまるで海からの侵入より、街を守る前線基地の跡に見えます。
本州とは異なる文化が形成されていた沖縄だからこそ見られるスポットです。
・城塞跡が見たい人
・非日常的な世界を味わいたい人
・世界遺産ほど人が多くないところへ行きたい人
具志川城跡の様子を写真を添えてレビュー
10台くらいで満車になる小さな駐車場に車を停めると、具志川城跡の案内板があり道が用意されているので、すぐに具志川城跡への行き方はわかります。
少しすると上記の写真のように石垣の城壁跡が見えてきます。
その先には海が見えてきて、街を守る前線基地の跡に感じます。
敵を迎え撃つための前線基地だったんじゃないのかな?と思える不思議な空間です。
ただ曇っていたものの、同時に美しい海と遺跡の組み合わせは素晴らしい景色だと感じました。
本州ではあまり見られない石垣・城壁は、本州生まれ・本州育ちの人間にとって異世界感が強く感じます。
ヨーロッパの遺跡と言われても信じてしまいそうな景色に見えませんか?
城壁とその奥に見える岩の小さな半島と海
石垣と波によって侵食された沖縄でよく見かける上の方が大きい岩
ヒーフチミー(火ふき穴)と呼ばれる海へと通じる穴は安全のために木の柵で囲まれていましたが、ここでヤギなどの家畜を飼っていた跡と言われても信じてしまいそうです。
異世界感も漂いますが、古代感もあり歴史を感じさせてくれる場所にもなっています。
具志川城跡へ実際に訪れた感想
具志川城跡は、晴れていれば絶景を楽しめる場所です。また夏ともなれば岩で囲まれた道からは見えない天然のプールで海水浴をしている人も多いそうです。
世界遺産に登録されていないので他の城跡に比べると人は少なめで比較的ゆっくりと見学出来ます。
なので他の世界遺産となっているグスク跡と比べると非常に静かな場所であり、1人で行っていたら逆に少し怖いと感じるだろうな…と思いました。
木々などで駐車場から奥があまり見えないようになっているので、女性が1人で行くのは控えた方が良いとも思いました。
ただこういう場所って1人でゆっくりしたい時に良い場所なんですよね。
また12世紀から15世紀にかけて作られ使われていたということで遥か昔への思いを感じられる場所なので、むしろ1人で訪れたいと思うかもしれません。
那覇空港からもそれほど遠くないので、沖縄に訪れた際には是非立ち寄ってください。
具志川城跡の詳細とアクセス方法
- 住所:〒901-0354 沖縄県糸満市喜屋武1730-1
- 電話番号:098-840-3210(糸魚川市観光協会)
- 見学可能時間:24時間(ただし夜間は非常に危険)
- 休日:なし(台風等海が荒れている日は非常に危険)
- 見学料:なし
- 駐車場:あり
- 参考サイト:具志川城跡-糸満市
- Wikipedia
具志川城跡へのアクセス方法・行き方
- 那覇空港から車で約30分(約15km)
バスでも来られますが車でくるのがおすすめです。
飛行機で向かう人がほとんどだと思うので、那覇空港および送迎のあるレンタカー屋で車を借りて向かうことをおすすめします。沖縄は車がないと観光が非常に面倒です。
弊サイトの管理人は那覇空港近くでレンタカーを借りて訪れました。
具志川城について
具志川城跡は、沖縄本島最南端に位置するグスクです。海に突出した標高約17mの海食崖に築かれており、城門付近以外は 三方が断崖となっている特異な立地となっています。城内には地元で「ヒーフチミー」と呼ばれる穴があって海へ通じています。本城跡は発掘調査で得られた遺物により、12世紀後半から15世紀 中ごろまで利用されていたことがわかりました。本城跡の周辺には「佐慶グスク」「上里グスク」「山城グスク」 「束辺名グスク」「当間グスク」「喜屋武古グスク」が位置し、「具志川城跡」を含めて、沖縄のグスク時代、それぞれが縄張り機能を活かした広大な『グスク』を形成していたと考えられます。
説明板には上記のように記されています。
縄張りとしてグスクは使われていたということで、城壁が築かれていたというのは、まさに中世を舞台にした異世界漫画でよくある設定ですね。
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