【沖縄県】まるで異世界の城塞!中城城跡

【沖縄県】まるで異世界の城塞!中城城跡 九州・沖縄

中城城跡(なかぐすくじょうあと)は、沖縄県中城村にある城趾であり世界遺産にもなっている史跡です。

沖縄の城は「グスク」と呼ばれ城壁で囲まれるのが特徴ですが、中城城はまさに城塞のように見えます。

本州とは異なる文化が形成されていた沖縄だからこそ見られるスポットです。

中城城跡の詳細とアクセス方法

  • 住所:〒901-2402 沖縄県中城村泊1258番地
  • 電話番号:098-935-5719(中城城跡共同管理協議会)
  • 見学可能時間1:5月~9月 8:30~18:30(最終受付18:00)
  • 見学可能時間2:10月~翌年4月 8:30~17:30(最終受付17:00)
  • 休日:なし
  • 見学料:大人400円/中高生300円/小学生200円
  • 駐車場:あり
  • 公式サイト:沖縄の世界遺産 中城城跡

アクセス方法・行き方

  • 那覇空港から車で約40分(約24km・沖縄自動車道利用)

バスでも来られますが車でくるのがおすすめです。

飛行機で向かう人がほとんどだと思うので、那覇空港および送迎のあるレンタカー屋で車を借りて向かうことをおすすめします。沖縄は車がないと観光が非常に面倒です。

弊サイトの管理人は那覇空港近くでレンタカーを借りて訪れました。

レンタカーはじゃらんで検索してクーポンを使うとお得に借りられます。

中城城跡の様子

中城城跡

中城城跡の駐車場に車を停めて、外に出ると中城城跡が丘陵の上にそびえ立っているのが見えました。

あの上まで上らないと見学出来ないのかな?と不安になるかもしれませんが安心してください。

中城城跡までは専用カートで送迎

中城城跡 入口

駐車場から中城城跡までは歩いて2~3分です。

中城城跡 受付

受付で見学料を支払います。

中城城跡 送迎カート

中城城跡は、小高い丘陵の上にあるため、最初の登り坂部分は送迎カートで送ってもらえます。カートの料金は見学料に含まれています。

もちろん歩いて行くことも出来ますが、送ってもらった方が圧倒的に楽です。

帰りは下りがメインなので送迎カートはありません。

今はなき「中城城跡高原ホテル」通称 中城廃墟ホテル

「中城城跡高原ホテル」通称 中城廃墟ホテル

中城城跡と言えば廃墟となったホテルが有名でしたが、2020年に完全に撤去されています。

参考:世界遺産に廃墟が!沖縄の中城城跡にあるホテルの謎を解く 

この記事では廃墟ホテルが映り込んでいる写真がありますが、現在は存在しないのでご了承ください。

なおこの辺りから海が綺麗に見渡せます。

中城城跡から見える海

沖縄の多くの城趾からは海が見渡せるようになっています。

カンジャーガマ(鍛冶屋跡)

中城城跡 カンジャーガマ(鍛冶屋跡)

送迎カートは、カンジャーガマ(鍛冶屋跡)と呼ばれる場所の近くまで送迎してくれます。ここから先は歩きとなります。

カンジャーガマ(鍛冶屋跡)は、鍛冶を行っていたところとされていますが、城のためか集落のためか定かではないそうです。

中城城跡 カンジャーガマ(鍛冶屋跡)

カンジャーガマ(鍛冶屋跡)に近い光景は、神奈川県の鎌倉市およびその近郊でも見られます。やぐらと呼ばれる場所です。

中城城跡 カンジャーガマ(鍛冶屋跡)

岩壁と沖縄の海、この辺りの景色も絵になります。

中城城跡 正門と西の郭

中城城跡 正門

カンジャーガマ(鍛冶屋跡)に向かって左側に中城城跡の中へと入っていくのがコースとなっています。

そして最初に現れるのが正門です。

中城城跡 正門

古代の城塞の跡というのが感じられる場所です。正確には古代ではなく中世ですが。

中城城跡 正門

史跡碑と城壁

中城城跡 正門

正門を通って中城跡へと入っていきます。

中城城跡 西の郭

途中、城壁が続くように見えます。これを「西の郭」と言います。西の郭を本格的に見たい場合は一旦コースから外れないと見られません。

中城城跡

そして順路に沿って階段を上っていきます。

中城城跡 正門

途中で先程の正門を上から見られます。

南の郭と御當蔵火神(うとうくらひぬかん)・雨乞イノ御嶽(あまごいのうたき)

中城城跡 南の郭

階段を上り切った場所が「南の郭」と呼ばれるエリアです。

 

 

中城城跡 御當蔵火神(うとうくらひぬかん)

中城城跡 御當蔵火神(うとうくらひぬかん)

この南の郭には、中城城跡でも拝所が多く集まっているエリアで「御當蔵火神(うとうくらひぬかん)」通称:首里遥拝所(しゅりうとぅし)という石で作られた拝所があります。

遥拝所(うとぅし)は、本州の場合同じ漢字で「ようはいじょ」と読み、神社の拝殿および本殿が遠い場合、遠くから拝む場所として設けられています。

 

 

中城城跡 雨乞イノ御嶽(あまごいのうたき)

中城城跡 雨乞イノ御嶽(あまごいのうたき)

反射していて読みにくいですが「雨乞イノ御嶽(あまごいのうたき)」と書かれています。御嶽(うたき)も拝所同様、沖縄神道における祭祀などを行う施設・場所です。

中城城跡 南の郭

城壁の脇を通って奥へと進みます。

中城城跡 南の郭

するとアーチ状の門が見えてきます。

中城城跡 南の郭

この門の奥が、中城城跡の「一の郭」です。

一の郭

中城城跡 一の郭

「一の郭」は、他のグスクでは「一の曲輪」とか呼ばれることもありますが、グスクにとって一番高い場所にあり、正殿があった場所とされています。

トンネル状の門をくぐり一の郭へ

中城城跡 一の郭

四方を城壁に囲まれています。

中城城跡 一の郭

城壁の一部は、上を歩けるようになっています。

中城城跡 一の郭

城壁の上からの景色も素敵です。

中城城跡 一の郭からの景色

高台になっているので展望台のように景色を見渡せます。

中城城跡 一の郭

城壁の上を歩くと異世界で城壁を守る騎士団のような気分になりませんか?

中城城跡 一の郭

城壁の上からは次の「二の郭」も見渡せます。

中城城跡 一の郭

振り返ると「一の郭」全体を見渡せます。

中城城跡 一の郭

続いて二の郭へ

二の郭と忠魂碑

中城城跡 一の郭

二の郭へと続く城壁の門の中へ進みます。

中城城跡 二の郭

二の郭へ。奥の中央に見える石柱は「忠魂碑」と呼ばれる石碑です。

中城城跡 二の郭の忠魂碑

忠魂碑という石碑そのものは本州でも見られるものですが、本州と同じ意味を持つものかは不明です。

本州・九州・北海道で見られる忠魂碑は基本的に「明治維新以降、日清戦争や日露戦争をはじめとする戦争や事変に出征し戦死した、地域出身の兵士の記念のために製作された記念碑」です。

中城城跡 二の郭

二の郭の城壁も一部歩けるようになっています。

中城城跡 二の郭

綺麗な曲線を描く城壁、そして一の郭と隔てる城壁

中城城跡 二の郭

一の郭と二の郭の間の城壁

中城城跡 二の郭

二の郭と三の郭の間の城壁は二の郭から見るとあまり立派には見えませんが、三の郭から見ると全くイメージが異なります。

中城城跡 二の郭

三の郭はそのまま降りられないので一旦、北の郭と呼ばれるエリアを経由して向かいます。

北の郭と裏門・大井戸(ウフガー)

中城城跡 北の郭

二の郭から見た北の郭です。

中城城跡 北の郭

北の核には「大井戸(ウフガー)」と呼ばれる井戸があります。

中城城跡 北の郭 大井戸(ウフガー)

沖縄ではグスクの中に水を確保していることが割とあります。

中城城跡 北の郭

北の郭から見上げた二の郭の城壁

中城城跡 裏門

そして上記写真の「裏門」を通って三の郭へと向かいます。

三の郭と馬場

中城城跡 三の郭

裏門から出て振り返って三の郭の城壁を望みます。

少し進んで三の郭へ

中城城跡 三の郭

三の郭の城壁は圧倒的な存在感があります。

中城城跡 三の郭

非常に立派な城壁です。

中城城跡 三の郭

これだけの高さがあれば侵入者にも有利に攻撃できそうですね。

中城城跡 三の郭

少し下がって城壁を見ます。

この辺りが馬場だと思うのですが、馬場がどこか書かれていませんでした。

馬場は名前の通り馬がいる場所です。

場内や神聖な場所に馬は連れていけないので、馬をつなげておく場所が馬場となります。

中城城跡 三の郭

中城城跡の世界遺産碑もあります。

ここで中城城跡そのものは終わりですが「伊寿留按司の墓」と呼ばれる場所があります。管理人が訪れた時は公開されていなかったので見れませんでしたが、公開されていたら是非見てください。

中城城へ行こう

中城城跡

まさに城塞といえる中城城跡、難攻不落の城塞のようにも見えます。

沖縄の城は「グスク」と言いますが、なんかこの「グスク」という表現が沖縄の城には非常にあっているように感じます。

非日常的な景色を見させてくれるおすすめの異世界スポットです。

沖縄に訪れた際には是非立ち寄ってくださいね。

以上、中城城跡についてでした。

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