異世界のような景色が見たい!そんな人におすすめなのが沖縄です。
特に本州の人にとってはかなりの非日常的な光景や異世界を題材にした漫画の中のような光景が楽しめます。
沖縄に異世界のような景色を見に行きたい!という方へ実際に訪れた立場から沖縄の異世界のようなスポットを紹介します。
沖縄の世界遺産がまるで異世界!沖縄の世界遺産一覧
沖縄県は2000年(平成12年)12月2日に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として9つの施設・史跡が世界遺産に登録されました。それらはすべて沖縄本島にあります。
登録された世界遺産の9つとは下記の施設・史跡です。
- 首里城跡(しゅりじょうあと)
- 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
- 玉陵(たまうどぅん)
- 斎場御嶽(せーふぁーうたき)
- 座喜味城跡(ざきみじょうあと)
- 今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
- 勝連城跡(かつれんじょうあと)
- 中城城跡(なかぐすくじょうあと)
- 識名園(しきなえん)
これらの施設の多くが異世界を感じられる場所になっています。
首里城跡(しゅりじょうあと)
沖縄に言ったら訪れる人も多い首里城跡、その様子はまるで城塞都市!
今は都市公園「首里城公園」としても整備され無料で見られるエリアだけでも十分にその城塞都市ぶりが楽しめます。もちろん有料のエリアも本州とは全く違う景色が非日常的です。
沖縄の城は、城と書いて「グスク」と読むことが多く首里城も「しゅりじょう」ではなく地元の方は「スイグスク」と読んだり「しゅりぐすく」と言うこともあります。
なんか「グスク」という表現がまさに城壁を表している雰囲気がしませんか?
- 住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-2
- 電話番号:098-886-2020(首里城公園管理センター)
- 休日:なし(ただし年に数度の休場日あり)
- 見学料(有料エリア):大人400円/高校生300円/小中学生160円
- 駐車場:あり(県営首里城公園駐車場・有料)
- 公式サイト:首里城公園
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は、首里城跡と同じ「首里城公園」の無料で見られるエリアにあります。
御嶽は本州で言うところの神社と同じであり、沖縄神道の大切な祭祀を行う施設です。
園比屋武御嶽石門は人が通るためのものではなく、王家の拝所(本州で言うところの神社の拝殿)として使用されていました。
そう聞くとこの門を開けると異界へ通じているように思えてきますね。
玉陵(たまうどぅん)
玉陵(たまうどぅん)は、1501年頃に建てられた琉球王朝の陵墓(王族等の墓の意)です。その見た目は防壁で囲まれたまるで冒険者ギルドの訓練場のように感じ、まるで異世界に訪れたような気分になる場所です。
首里城跡の守礼門から徒歩5分程度の場所にあり、首里城跡と一緒に訪れられます。
本州だとこのような石で組まれた大きな石造建築物は少ないので、より非日常的な雰囲気を受けます。
- 住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-3
- 電話番号:098-885-2861(玉陵管理事務所)
- 休日:なし(天候による営業しない日もあり)
- 見学料:大人300円/小中学生150円
- 駐車場:なし(県営首里城公園駐車場などを利用)
- 参考サイト:玉陵-沖縄市
斎場御嶽(せーふぁーうたき)
斎場御嶽(せーふぁーうたき)は、沖縄県南城市にある史跡で、琉球王朝時代の神聖な聖地です。園比屋武御嶽石門と同様、御嶽とついているので本州の神社と同じ意味があります。
三庫理と呼ばれる巨大岩の隙間は、独特の雰囲気があり異世界に通じるトンネルのように見えるのではないでしょうか?
自然と一体化したように見える寄満(ユインチ)は拝所の1つで、祭壇がとても異世界情緒を醸し出しています。
- 住所:〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅539
- 電話番号:098-949-1899(緑の館・セーファ)
- 休日:旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日
- 見学料:大人300円/小中学生150円
- 駐車場:あり
- 公式サイト:斎場御嶽-南城市観光協会
座喜味城跡(ざきみじょうあと)
座喜味城跡(ざきみじょうあと)は、沖縄県中頭郡読谷村にある城趾である史跡です。15世紀の初頭築城家としても名高い護佐丸によって築かれたと言われています。まるで強固な防壁を持つ異世界の村跡のように見えます。
異世界に通じるかのような防壁下のトンネルとその先の景色、まるで現代ではないように見えます。
- 住所:〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村座喜味7086
- 電話番号:098-958-3141(世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム)
- 休日:なし
- 見学料:なし
- 駐車場:あり
- 参考サイト:座喜味城跡-読谷村観光協会
- 参考サイト:世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム
今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
今帰仁城跡(なかじんじょうあと)は、沖縄県国頭郡今帰仁村にある城趾であり史跡です。14世紀、琉球王国成立以前に存在した北山の国王・北山王の居城だったと伝えられています。
まるで異世界漫画に登場する滅亡した城塞都市のような雰囲気を醸し出しています。
城壁とその奥に広がる沖縄の青い海、まさに沖縄の絶景の1つです。
- 住所:〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
- 電話番号:0980-56-4400(世界遺産 今帰仁城跡 公式サイト)
- 休日:なし
- 見学料:大人600円/中高生450円/小学生以下 無料
- 駐車場:あり
- 公式サイト:世界遺産 今帰仁城跡 公式サイト
勝連城跡(かつれんじょうあと)
勝連城跡は、沖縄県うるま市にある城趾であり史跡です。14世紀初頭に英祖王統2代・大成の五男、勝連按司によって築城されたと考えられていますが、いっぽうで12世紀から13世紀頃には既に築城が始まっていたとする説もあります。
沖縄の城は「グスク」と呼ばれ城壁で囲まれるのが特徴ですが丘陵にそびえ立つように見える防壁はまるで異世界の要塞のように見えます。
一番高い場所は展望にもなっていて、ほぼ360度を見渡せます。ここも沖縄の青い海と城壁の組み合わせが素晴らしい場所です。
- 住所:〒904-2311 沖縄県うるま市勝連南風原3807-2
- 電話番号:098-978-2033(あまわりパーク管理事務所)
- 休日:なし
- 見学料:大人600円/中学生以下400円(歴史文化施設の料金込み)
- 駐車場:あり
- 公式サイト:世界遺産勝連城跡 公式ホームページ
中城城跡(なかぐすくじょうあと)
中城城跡(なかぐすくじょうあと)は、沖縄県中城村にある城趾であり史跡です。創始は明らかではありませんが、14世紀後半頃迄に先中城按司(さちなかぐずくあじ)が数世代にわたり主要部分を築き上げ、1440年に読谷の座喜味城から移ってきた護佐丸盛春によって増築され現在の形が完成したと言われています。
幾重にも建てられた城壁は迷宮のような感じも受けられます。
- 住所:〒901-2402 沖縄県中城村泊1258番地
- 電話番号:098-935-5719(中城城跡共同管理協議会)
- 休日:なし
- 見学料:大人400円/中高生300円/小学生200円
- 駐車場:あり
- 公式サイト:沖縄の世界遺産 中城城跡
識名園(しきなえん)
識名園(しきなえん)は沖縄県那覇市にある琉球庭園であり史跡です。首里城の南にあることから南苑(なんえん)とも呼ばれました。造園は琉球の第二尚氏王朝、尚穆(在位・1752年 – 1795年)の時代に始まったと言われていますが定かではありません。完成は尚温の時代の1799年となっています。
アジアンテイストのある庭園で異国情緒も感じられる場所です。
- 住所:〒902-0072 沖縄県那覇市真地421-7
- 電話番号:098-855-5936(識名園管理事務所)
- 休日:なし
- 見学料:大人400円/中学生以下200円(小学生未満は無料)
- 駐車場:あり
- 公式サイト:識名園 那覇市
他にもある!沖縄の異世界を感じられるスポット
沖縄には世界遺産以外にも異世界を感じられるスポットが数多くあります。
そのうちのいくつかを紹介します。
具志川城跡
具志川城跡は、沖縄県久米島にある城趾であり国指定の史跡です。発掘調査では青磁・白磁などの中国製陶磁器が出土しており、12世紀後半から15世紀中頃まで本城跡はグスクの機能を果たしていたと考えられています。
海を目の前に築かれた岩の城壁はまるで海からの侵入より、街を守る前線基地の跡に見えます。
眼の前が海で、晴れていれば絶景を楽しめる場所です。
- 住所:〒901-0354 沖縄県糸満市喜屋武1730-1
- 電話番号:098-840-3210(糸魚川市観光協会)
- 休日:なし(台風等海が荒れている日は非常に危険)
- 見学料:なし
- 駐車場:あり
- 参考サイト:具志川城跡-糸満市
新原ビーチの岩や古宇利島のハートロック
那覇空港から車で約45分のところにある新原ビーチ(みーばるビーチ)は砂浜のすぐ目の前に下の部分が侵食され上が大きな巨大な岩があります。
那覇空港から車で約100分のところにある古宇利島のハートロックは、下の部分が大きく侵食されてハート型の岩になっています。
ここ以外にも沖縄の海岸線にはこういった下が侵食されて上の方が大きい岩が砂浜の眼の前にあるが割と多くあり、本州では見られない不思議な光景を楽しめます。
- 新原ビーチ参考サイト:みーぱるマリンセンター
- ハートロック参考サイト:今帰仁村観光協会
残波岬公園
残波岬公園は、那覇空港から車で70分ほどの場所にある公園です。
ここは約2kmに渡って続く断崖絶壁の風景が楽しめる場所です。
青い海と砂浜のイメージが強い沖縄ですが、こんなに荒々しい景色も見られます。
灯台にも昇れるようになっているので、合わせて絶景を楽しまれるのにおすすめです。
- 参考サイト:残波岬 読谷村観光協会
オーラロードが開きそうな海の橋の景色
沖縄本島の周りには人が住む架橋・海中道路で行ける島が11もあり、橋は14にも及びます。
その橋はまるで海と台地を貫いた時、オーラロードが開かれそうな景色を楽しるようになっています。
こういった橋を巡るだけでも楽しめます。
参考:離島架橋(PDF)
沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館は、水族館と海洋博公園が一体になったとても広い敷地にある水族館です。
巨大なジンベイザメが泳ぐ水槽は、非日常的で不思議な感覚になります。
敷地内をゆっくりと歩きながら沖縄ならではの景色も楽しめます。
おきなわワールド 玉泉洞
青い海と砂浜というイメージが強い沖縄ですが、沖縄には鍾乳洞が大小600箇所以上もあります。その中でも最大規模の鍾乳洞が「おきなわワールド」内にある「玉泉洞」です。
全長約5kmのうち約890メートルが一般公開されています。
鍾乳洞は非日常的な光景の代表格で、更にダンジョンのような雰囲気を味わえる異世界空間的な場所です。
是非、玉泉洞にも立ち寄ってください。
沖縄異世界旅は3泊4日コース以上がおすすめ
今回紹介したところをすべて回るのであれば最低でも3泊4日、出来れば4泊5日以上ないと厳しいです。
さすがに4泊5日はそうそう時間が取れない…という方も多いと思いますので、その場合は世界遺産9箇所+世界遺産以外で残り1箇所の10箇所ならどうにか3泊4日でも大丈夫です。
少し駆け足になってしまいますが。
ホテルは少し贅沢に
沖縄異世界旅で泊まったホテルは4泊5日で3箇所です。そのうち2つは少しお高めのホテルを選びました。その2つが下記のホテルです。
ロジワール スパタワー那覇
ロジワール スパタワー那覇は那覇空港からもほど近い場所にあります。今回の旅行で2泊しています。
オリオンホテル モトブ リゾート&スパは、沖縄美ら海水族館にほど近い場所にあります。
ともに割と良いホテルですが、沖縄と言ったらやっぱりリゾート気分を味わいたいので、このクラスのホテルに泊まるのがおすすめです。
ロジワールホテルは、同じ敷地内に3つのホテルがあります。
ロジワール スパタワー那覇 | 一番グレードが高い |
ロジワールホテル 那覇 本館 | グレードお高め |
ロジワールホテル 那覇 イースト館 | コスパよく泊まる |
リゾート気分を味わうのなら「ロジワール スパタワー那覇」もしくは「ロジワールホテル 那覇 本館」の中でも高層階の良いお部屋がおすすめです。
温泉に入ってリラックス出来るおすすめのホテルです。
オリオンホテル モトブ リゾート&スパ
オリオンホテル モトブ リゾート&スパは、ホテルのすぐ裏側がビーチになっています。プライベートビーチという訳ではないのですが、ほとんどはホテルの利用者です。
こちらも温泉がありリラックス出来るホテルです。
沖縄へ異世界旅行へ出かけよう
本州や北海道に住んでいる方なら沖縄は本当に異世界のように感じるスポットが豊富にあります。
写真では伝えきれない、本当に感動する・驚く・楽しめる、そんな景色があなたを待っています。
グルメも楽しめる沖縄
また沖縄のグルメも本州ではあまり見かけないものもいろいろとあります。
かき氷1つにしてもカラフルで、フルーツも多く、その割に比較的お値段お安め。
ちょっとした道の駅などに併設されているところでも十分に美味しいです。
キングタコスのタコライスはびっくりするようなボリュームだけど驚くほど安くスパイシーで非常に美味しいです。
キングタコス(通称キンタコ)は沖縄本島に6店舗あります。
公式サイトがないのが非常に残念ですが、それでもこの時代に受け入れられて人気を誇っているのは凄いですよね。
それはさておき、異世界もグルメも絶景も楽しめる沖縄へ異世界旅行に出かけてください。
以上、沖縄異世界旅でした。
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