4元素・四大元素とは、古代ギリシア・ローマ、イスラム世界および近代に入るあたりまでヨーロッパで指示されていた考え方・概念です。
この世界の物質は、火・空気(もしくは風)・水・土の4つの元素から構成されているという概念です。
4属性・四属性は、その4つの元素からなる属性のものを表す言葉です。
4元素(四元素)は、中国の五行説と類比されることも多いです。
なお「四元素」は一般的に「しげんそ」と読み「よんげんそ」と読むことはあまりありませんが、間違いということではありません。
異世界漫画における4元素・四大元素・4属性・四属性
異世界漫画における四元素も一般的な四元素と同じ考え方です。
ただし「空気」と表現することはほとんどなく「風」と表現しています。
また四元素から魔法・魔術の基本もこの4つから成り立つ、もしくはこの4つが基本となる魔法・魔術であることから、火・風・水・土の4つの魔法・魔術の属性があるとしています。
この4つの属性魔法が、基本の攻撃魔法・攻撃魔術ということで、この4つ以外の属性の魔法属性・魔術特性を持つものは冷遇されたり、貴族であれば廃嫡されることがあるとしている異世界小説・漫画は数は多くないものの、いくつかあります。
四属性以外の魔法・魔術が冷遇される異世界漫画
四属性以外の魔法・魔術が冷遇される設定となっている異世界が舞台の漫画は下記のものがあります。
お気楽領主の楽しい領地防衛
四属性および癒やしの魔術の適正が歓迎され、それ以外の魔術の適正は貴族として恥ずべきものという設定の世界の異世界漫画です。
なお魔法ではなく魔術としています。
貴族は攻撃力の高い四属性魔術であるべきという考え方が根底にあります。
この作品の世界では8歳になると「魔術適性鑑定の儀」というものを受けて魔術適性を判断される設定になっています。
主人公はこの儀式で生産系の魔術を授かったことで実父に殺されそうになるところ、兄が庇って僻地の領主になることで説得して僻地へと飛ばされてしまいます。そこで生産性の魔術が…というテンプレの領主モノの異世界漫画ですが非常に面白くおすすめです。
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